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36インチ vs 34インチ [スケールの話]

先日入手した34インチのインペリアルと、
2013_07_13_1 Fodera Imperial Koa.jpg

3年ほど使っている36インチのエンペラーⅡ
FoderaEmperor2WalnutLarge.jpg

トップ材は、片やコア、片やウォルナットと、見た目は違いますが、
バック材はどちらもアルダーボディ、メープル・トーンブロックと同様。

弾きやすさでは間違いなく34インチのインペリアルに分があります。
ですが、やはりサスティーンとなると、明らかに36インチが有利ですね。

どれ位違うのかな、と思って弾き比べたら…
…想像以上に違ったのでびっくりしました。

まぁ、エンペラーの方は作ってから3年経っているので、
その分のアドバンテージもありますが。
インペリアルがどれ位追従してくるのか、が今後のカギですね。

やはり34インチ完全移行計画はすんなりとはいかないな。
36インチも手放せない(笑)

まだまだ散財しそう(汗)



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35インチ? [スケールの話]

んでもって今日は、歌謡曲の伴奏を35インチのエンペラーでやってきました。

座奏してると、やっぱり1フレットが遠い気がします。
立ってる時はあんまり気にならないんだけど。

でも、音にハリがあっていいですよね。

結局どっちでもいい、と言うか、ま、僕の場合は両方あるので、
TPOで持ち替えればいい訳で・・・

でも、オーダーする時は悩みますよね。
使い道をある程度明確にしておかないと、
使いづらくなっちゃいますから・・・



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34インチ? [スケールの話]

昨日のライブではYin-Yangを使いましたが、
やはり34インチは扱いやすいですね。
特にインストバンドで、他の人のプレイに秒速で反応したい場合、
スケールが短いのはかなりのメリットです。
チョーキングもしやすいし。

もちろん35インチや36インチのハリがある音も捨てがたいんですが・・・
これ、多分一生結論が出ない問題なんだろうな・・・


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36インチ vs 34インチ [スケールの話]

これは、先日頂いた質問に対する僕なりの答えです。

質問の内容を要約すると、
「36インチのベースでハードロックが出来るか?」という事です。
ベースのスケールとプレイする音楽ジャンル。
関係ないようで無視出来ない深いつながりがあります。


僕の意見としては、「慣れれば問題無いが、お勧めはしない」です。


スケールが長くなると、大雑把に問題が二つ出て来ます。
①1フレットが身体から遠くなり手が届きにくい。
②フレットの間隔が広くなり、ローポジションでの運指が大変。


①は、ネックを高い位置に構える事によってカバーできます。
ネックが高ければ、腕の長さを横方向に利用出来るので、
1フレットが遠くても手が届く、という事です。

具体的には、ストラップを短くして楽器自体を高くするか、
ストラップを長くして楽器が下げ、ネックを斜めに持ち上げるか、です。
ハードロックをやるなら一般的には後者ですよね?
34インチのベースを使っている人でも、
同じようなスタイルの人はたくさんいますね。


問題は②です。
ローポジションでの広いフレット間隔は、どうやっても変わりません。
ストレッチか素早いシフティングで対応するしかないのです。
つまり、親指がネックの裏に来るフォームが不可欠で、
例えばネックを握るフォームで弾いている人には、かなり厳しいと言えます。

どちらにせよ、ロックのリフ等でローポジション内を動きまくるようなプレイには、
34インチに比べると不利ですね。

2011_09_06.jpg
【写真】上は34インチのYIN-YANG(モナーク)、下は36インチのインペリアルです。

僕自身は、34インチ、34.5インチ、35インチ、36インチ、
の4種類のスケールのベースを所有していますが、
ロック系のバンドで使うのは、主に35インチのレイクランド・ジョー・オズボーン・モデルです。
リフ物が少ないという事もありますが、35インチで弾き辛いと思った事はありません。
でも、34インチに持ち替えると、やはり弾き易さを感じます。



以上のように書き連ねて来ると、スケールが短い方がよい、と言う結論に至るようですが、
では、エクストラ・ロング・スケールのメリットはどこにあるのでしょうか?



それは、ズバリ、サウンドそのものにあると思います。

具体的には、アタック、サスティーン、音程、と言ったところでしょうか。
スケールが長ければテンションが強くなり、明瞭なアタックと長いサスティーンが得られます。
ローB弦の鳴りに耳が奪われがちですが、広いフレット間隔のおかげで、
ハイポジションでの音程においても優位性があります。
高音域のメロディアスなプレイ等でも威力を発揮します。

僕が36インチのフォデラを持って行くのは、主にジャズ系のセッションです。
ソロをとる事も多いですからね。

しかし、スケールとテンションだけでそういった結果が得られるのではないので、
楽器全体を見渡す事が不可欠です。
例えば、僕のレイクランドは35インチの5弦ですが、弦を裏通しにする事により、
一層のテンション感を得ています。フラットヘッドなので、テンションガイドも重要ですね。
一方、35インチのフォデラ・エンペラーは、ブリッジは一般的なストレートなタイプで、
ヘッドにはアングルがついています。
そして、かたやアルダーボディのレイクランドに、エンペラーはアッシュ。
更にピックアップもサーキットも違います。
音は・・・当然全く違います。同じ35インチ5弦のボルトオンなのに、です。


つまり、数ある楽器を比べる時、たった一つのポイント、スケールが、とか、ボディ材が、
とか、ボディシェイプが、とかにとらわれずに、総合的に判断する事が重要なのです。
また、音の好みは十人十色です。
最終的には、その楽器そのものの音が気に入れば買えばいいし、
そうでなければ他を探すのがいいと思います。
たまたま気に入ったベースが36インチだったら慣れるしかないし、
そのベースがイマイチだったら、スケールにこだわらず、
あくまでも好きな音が出る楽器を探した方がいいのではないでしょうか?


たった一つ、選ぶ時のポイントを挙げるとするなら、
立奏した時のバランスですね。
常識ですが、ヘッド落ちするようなベースはネックを支えるだけで大変です。
それがもし36インチあったら?・・・悲惨な結果を招くのは目に見えています。

具体的にはストラップピンが12フレット近辺に来ているものが比較的安心でしょう。
もちろんお店でも立奏してチェックした方がいいですね。
バランスが悪い36インチは、たとえ音がよくてもお勧め出来ません。


以上、長々と述べてきましたが、
もしプレイヤーが、2インチのスケールの違いなど関係ないほどの、
長い腕と長い指の持ち主であれば、こんな事は多分取るに足らない事だと思います。

身長190cm(?)のスタンリー・クラークが、
ショート・スケールのアレンビックを弾いているのは、
もはや反則としか言いようがありません(笑)


最後になりますが、楽器選びを楽しんで下さい。
そして、失敗を過度に恐れないで下さい。そこから得られる情報もまた貴重です。

僕自身は、自分の欲求を満たすには36インチでシングルカッタウェイが絶対条件、
と思っていますが、以前同じサウンドを35インチで実現しようとして失敗した経験があります。
また、色んな現場があるので色んな楽器が必要でもあります。
必要に応じて楽器を物色していった結果、スケールだけでも前述した4種類、
更に4弦、5弦、6弦とありますので、弦のストックが大変です。
でも、弾いていて気持ち良ければ、そんな事どうでもいい事なのです。


ベーシストに幸運あれ!!!

ホームページのGalleryに僕の愛器達がありますので、ご覧下さい。


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34インチ vs 35インチ 第二ラウンド [スケールの話]

いわばジャズベタイプのエンペラーと、プレベタイプのモナーク、
34インチと35インチで背比べしてみました。

上が35インチのエンペラー、下が34インチのモナーク(インヤン)です。
Emperor Yng-Yang.jpg
ボディ形状が違うので、G弦のサドル位置を基準にしてあります。
エンペラーの方がやや大ぶりでモナークはコンパクトですね。
そして、当たり前だけど、35インチのエンペラーの方が長い。

この「長さ」の違いは、単純に「1フレットが遠くなる」、
また「テンションがきつくなる」他に、
「ブリッジから24フレットまでの距離が広がる」という事に表われます。
これ、意外と見落としがちですが、
例えばスラップする時にこの違いが顕著になります。

フロントマイクから指板までの距離が狭くなれば、
当然、プルがしにくくなるわけで・・・

ちなみにこの2本、G弦サドルから24フレットまでの距離は、
エンペラーが220ミリ、モナークは215ミリでした。

更にマイクから指板までの距離は、
マイクが違うので単純には比べられませんが、
エンペラーが42ミリ、モナークが32ミリです。
右手だけの取り回しで言えば、断然エンペラーが有利ですね。
演奏してても実感します。

しっか~~し!!!

左手はと言えば、断然34インチのモナークの方がラクチン!
特に36インチのエンペラーⅡから持ち替えた時などは、
おもちゃかと思える程の取り回しやすさです。

スラップをよくやるプレイヤーが、
左手の取り回しやすさ故で34インチを好み、
音域的にあまり重要性の無い22フレット以降を省略、
すなわち21フレット仕様でオーダーする事が多いのは、
この辺に理由があるのですね。

人によっては、スラップ時に弦がフレットに当たって発生するハーモニクスが、
24フレット近辺より21フレット近辺のほうがいいと、言います。
(更にツバ出しじゃダメだとか・・・)

僕のモナークが、もし21フレット仕様だったなら、
マイクから指板までの距離は73ミリ位になりそうです。
24フレットだと32ミリ。この差はデカいです。


フォデラでオーダーを検討してる人は、
この辺のポイントをしっかり考えておくといいと思います。
ちなみに、スラップやる、34インチがいい、でも24フレット欲しい、
って人は、マイクをシングルコイルにする事で、多少スペースが稼げます。



僕のエンペラーについて以前書いた、
スラッパーが好む70年代後期ジャズベに近いスペックながら、
35インチ、24フレット仕様ってのが珍しい理由、
おわかり頂けましたか~?

でも、こんな事どうでもいい話ですよね~~~

ちなみに僕自身は、スラップしてて指板が邪魔だと思った事は一度もありません。
そんな事より、いい音がするかどうか、の方がよっぽど重要です。
音がよけりゃ、多少の弾きにくさは慣れで解決します。

だいたい、木の板に棒をくっつけた上に鉄の糸を張って、
それを左手で押さえて右手で弾く、なんていう野蛮な楽器、
どうやったって日常生活からはかけ離れた無茶なモノなんだから、
楽しようったってムリがあります。

こっちが合わせるしかないっす・・・


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34インチ vs 35インチ [スケールの話]

LAKLAND Joe Osbornはジャズベをベースにデザインされているのですが、
4弦仕様は34インチ、5弦仕様は35インチなんですね。
僕のは5弦だから35インチです。

で、さすがにジャズベを元にしてるだけの事はあって、
弾いたフィーリングもかなりジャズベに近く、
演奏中に曲に没頭して楽器の事を考えなくなると、
たまに35インチの落とし穴にはまります(苦笑)
ローポジションで隣のフレット押さえたりね・・・

言い訳しておくと、
フォデラの36インチを弾いていても、そういうことはありません。
多分、楽器自体から「ちゃんと弾けよ!」オーラが出ているのね。
フォデラって、テキトーに弾くとテキトーな音しか出ないから、
(もちろんいい意味でね)
それだけ「フォデラ」という楽器を意識して弾いている訳です。

・・・意識してるのは「体が」ですよ。
   頭が意識してたら、いい演奏なんて出来るわけないですからね・・・


で、LAKLANDは、かなりジャズベに近いものだから、
弾いていると体もジャズベのつもりになって来ちゃう。
そして、落とし穴、です。

でも、そんなのもすぐ慣れるでしょうからね。問題ないです。
それより、面白いから背比べしてみました。


jazz bass'65 Joe Osborn.jpg

やっぱりJoe Osbornの方がスケールが長い(当たり前)
で、注目すべきは全長で、両方大差ない。
LAKLANDのペグ配列とヘッドの形状のおかげですね。

全長があまり変わらないせいか、持った時のバランスもあまり変わらない。
本当によく考えられています。

あと、弦の裏通しね。
35インチ+裏通しって、かなりメリットあるかも知れません。
あ、ストレートで張ったことがないから、追々検証してみますが、
とにかく、ローB弦がかなりストレス無く鳴っている事は確かです。


でもね、コントロールはやっぱり3つの方がいいかな。
アクティブ化も、まだ思案中です・・・



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あぁ、デカクなりたい!!! [スケールの話]

36インチがいいのか、34インチがいいのか・・・

ウェストのサイズの話じゃありません。
ベースのスケールの話です。

僕が所有しているベースは、4弦と5弦は34インチ。
6弦はフレット付きが35インチと36インチ、
フレットレスは34.5インチと35インチです。
バラバラですね。

で、スケールが違う楽器を持ち替えると、
当然、ちょっと戸惑ったりします。
一番顕著なのが、36インチのフレット付きから、
34.5インチのフレットレスにした時ね。
普通に音痴になります。

でもね、それは実は大した問題じゃないんですよ。
すぐ勘は戻りますから。


替え弦のストックが何種類も必要ですよね。
4弦用、5弦用、35の6弦用、36の6弦用、更にフレットレス用2種類。
きちんと管理してないと、替えようと思ったらストックが無い、
なんて事になりかねません。

でも、これも大した事じゃないんですよ。
ちゃんと管理すればいいんだから。


何を悩んでいるかと言うと、やはり音の事ですね。

最初に買ったフォデラが36インチで、
それは素晴らしいローBの鳴りをしてくれます。
でも、ちょっと取り回しは大変。

んで、34インチの5弦は、やはり弾きやすさはダントツですが、
ローB弦の鳴りも普通。いや、普通以上に鳴ってるんだけど、
僕が所有してるベースの中では「普通」なんです。

んで、いろいろ試行錯誤してトライした35インチ。
これがね、すごく弾きやすくて、ローBもしっかり鳴る。
んで、しばらく引き倒してたんですけど、
最近になって、また36インチを弾いてみたら、
やっぱり36インチの鳴りって異次元なんですよね。


ローB弦に対する自分の欲求が、34や35インチだと満たされてない事に気付き・・・


でも36インチって、決して弾きやすくはないわけで、
自分が大柄だったら何も問題ないと思うんだけど・・・

でも、かのアンソニー・ジャクソンだって決して大柄じゃない。
いや、横には大きいが(失礼)、
タテならスタンリークラークの方がよっぽどデカイ。
手のサイズも僕とあまり変わらない。
・・・のに36インチのコントラバス・ギターを自由自在に弾いちゃう。

やっぱり弾き方なんですよね。
アンソニーの左手の使い方って、正面からだとわかりにくいんだけど、
横から見ると、指の長さを最大限に有効活用できる、
ちょっと変わったスタイルなんです。

マネするのは無理・・・多分・・・


ん~~、やっぱり、自分のカラダの成長がとまっている以上(何十年前の話だ!?)
先の事を考えると36インチのベースって危険なのかな~~~
いい音がしても、フレーズ弾けなきゃ意味ないし。
反面、いい音しなくちゃ弾く意味ないし。

あぁ、デカクなりたい!!!



子供の頃の予定では、身長185センチになるはずだったのにな・・・


大きくない人間のメリット・・・エコノミークラスでも狭くない v(^_^)v


ベースのスケールより、自分のスケールがデカクならんといかんよな・・・




タグ:スケール
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