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Fodera Imperial 5st Olive (3) [サーキット関連]

先日入手いたImperialですが、使っていると些細な事が気になって来まして…
いや、気になる、と言うよりは、興味が湧いて来る、と言った方が適切かな。

ご存知の通りピックアップはEMGのソープバーですが、
このタイプは見た目は同じでも中身が大雑把に3種類あります。
シングルコイル、Pタイプ、デュアルコイルです。
ちなみにコイルタップ可能なデュアルコイルもあります。

このImperialに搭載されているのはシングルコイル×2です。
いわゆるJ-Jですね。
かのジャズベースと同じ、エレキベースの王道とも言える組み合わせです。

で、当然違うタイプに変えれば音が変わるわけですが、
以前Yin-Yang5弦で色々試した時の遺産で、
手元にPタイプとデュアルコイルがあったので、
興味本位で載せ換えてみました。

色んな組み合わせを試した挙句、J-Jに戻しました(笑)
個人的にはP-Jに期待していたのですが、
はっきり言って全然ダメでした(笑)
…あくまでも個人的な感想ですよ。

で、その次に気になり始めたのがピックアップの、と言うか、
マグネットのポジションです。ソープバーのシングルコイルは、
ロゴが入っている側のケースの端から10mm位のところにあります。
大雑把に言えばソープバーの後ろ半分が本物のピックアップで、
前半分は空っぽのケース、と言う事です。

2017_03_20_03.jpg
写真のクリップを乗せている位置がマグネットです。

ここで湧いて来た疑問。
J-Jタイプって言ったって、マウント位置がジャズベと違うんでないの?

じゃぁ、って事で早速ジャズベを計測。
こういうのは手っ取り早く実測が一番!

まずは60年代の位置。
2017_03_20_02.jpg
E弦のサドルを基準に測っています。
リアピックアップのポールピースまで約71mm、フロントまでが約160mm

次に70年代。
2017_03_20_01.jpg
リアピックアップのポールピースまで約62mm、フロントまでは約160mm
やはり70年代はブリッジよりに1/4インチ程度ずれているんですね。
ちなみに写真のベースは74年製アルダーボディ×メープルフィンガーボードです。


さて、問題のImperialは?と言うと…
一枚めの写真で分かる通り、
リアピックアップのポールピースまで約53mm、フロントまでは約145mm!

ん~~~

ここにも音がトレブリーになる要因があったようですね(笑)
もちろんデタラメにハイが出る訳じゃないのですが、
正直、もう少し落ち着いていてもいいかな、と思っています。

こうなると、このピックアップを反転させて、
コイルがフロントよりになるように付け替えてみたくなるというのが人情と言う物です。

ところが、普通のピックアップだったら簡単に出来るんですけど、
EMGのピックアップは親切便利な設計が災いして、
簡単に反転出来ないんですよね。

ワイヤーがハーネスで簡単に抜き差し出来て、
面倒なハンダ付けが不要なのはいいのですが、
反転させようとするとハーネスが逆向きになって、
その分ワイヤーをピックアップルーティング内に引っ張らないといけないんですね~

《参照》


なので、その検証はまた後日…


※2020/10/19追記
その後サドルからの距離より12フレットからの距離の方が正確な事に気づき、65年ジャズベのピックアップ位置を計測した所、フロントが275mm、リアが366mmでした。70年代のリアは9mmブリッジ寄りなので、375mmという事になりますね。



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