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Fodera EmperorⅡHybrid 6strings Custom (その2) [エレクトリック・ベース本体]

やはりコントロール・パネルの中が気になりますよね…

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真上からの写真だとわかりにくいですが、ボディ厚が倍あるのでキャビティが深いです。
そして角度を変えて見てみるとホロウ構造がよくわかります。

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メンテナンス中にうっかり細かいパーツをボディの中に飛ばしたりしたら、
取り出すのに苦労しそうです(笑)

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Fodera EmperorⅡHybrid 6strings Custom (その1) [エレクトリック・ベース本体]

通算(多分)15本目のFoderaが出来上がりました。
もちろん何本か手放してますが…

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Fodera EmperorⅡHybrid 6strings Customです。

2013年にFODERAからANTHONY JACKSON PRESENTATIONⅡのアナウンスがあった時には、正直言ってアンソニーがどこに向かってるんだか???で、まぁ、どんな音がするのか興味はあったけど、あまりにも高額だし自分には非現実的な楽器だと思ってました。

それから4年後の2017年のNAMMでEMPERORⅡ Hybridが発表され、しかもそれが東京渋谷の某楽器店に入荷!…店頭に並ぶか並ばないかの内に即どなたかお買い上げ…と、この時は音出し叶わず。

しかしその数か月後なんと2本目が入荷!
この時はすぐにお店に行って試奏しました!

…感想は…

誤解を恐れず正直に言いますが、「ギターみたいだな」と思いました。
34インチ17.5mmスペーシングのスペックは、19mmのそれに慣れている自分に一音一音指の腹まで十分に弦にコンタクトするスペースを与えず、まさに指先でつま弾く感じになってしまったのです。更に34インチのテンション感とサスティーン。取り回しが楽だしとても美しい音色なのは間違いないのだけれど何かが違う。

この時脳裏に浮かんだのは「アンソニーのはどんな音がするんだろ???」…

ハイブリッド構造は36インチにしてこそ「ベース」としての本領を発揮するに違いない、そう確信したのです。

そのあとはもう「36インチだとどんな音がするんだろ???」が日々増殖(;^ω^)

しかし、FODERA社のWEBサイト上で検索するとEmperorⅡHybrid は34インチしか設定が無く、6弦だと17.5mmスペーシング、5弦だと19mmスペーシングとあります。

むむむ、36インチの19mmスペーシングは作る気が無いのか…

これはもう聞くしかないって事で、FODERA代理店のK氏とコンタクト。K氏とは10年以上の付き合いで、これまでも無理難題をFODERA社に幾度となくかけあってくれた頼れる人なのです。

36インチ19mmスペーシングの見積もりをリクエストして数日後の返答に一瞬絶句(笑)

…「そのスペックにするとANTHONY JACKSON PRESENTATIONⅡと同じになるから〇〇%アップになります」だって!

ちなみに他のモデルはスケール、スペーシングに関してはアップチャージはありません。

…とは言えPRESENTATIONⅡよりはかなり安価(高いけど)なのは確か。
更にアップチャージついでに、フレット増やしたらあといくらかかりますか?と問い合わせ…
当然更に上がるだろうと思ってたら、こちらはなぜかアップチャージ無し!(^^♪

かくして、36インチ19mmスペーシング28フレットという、限りなくPRESENTATIONⅡに近いスペックを持つEmperorⅡHybrid 6strings Customが出来上がったのです!

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Bergantino HT112 モディファイ [アンプ・周辺機材]

昨日取り掛かったバスレフポートの改造、終了しました。
白木のままじゃカッコ悪いので一応黒くしました。

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ついでにトゥィーターを交換。
最初の自作キャビネットを作った時に入手したFOSTEX FT66Hです。
今や絶版になってしまいましたが、とても優秀なユニットです。
一番の特徴は耳が痛くない!

で、音出ししたところ低音の締まりはほぼ狙い通り。
これならステージで嫌われなさそう。
ところが、今度はウーハーの高音域がなんだか気になる。
トゥィーターと被ってる帯域が邪魔なのかな…

それじゃ、と…ウーハーにローパスフィルター付けました。

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かなり無理矢理な装着ですが、
また気が変わって外すかもしれないから、完全に固定はせず。

音出ししたところ、ウーハーとトゥィーターのつながりはスムースになった模様。


これで後は現場投入かな…

ちなみにトゥィーター交換とネットワーク追加で約1キロ重くなりましたとさ…(;^ω^)



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Bergantino HT112 [アンプ・周辺機材]

先日の実験でバスレフポートがデカすぎだろ、ってのが見えていたので、
ポート面積を小さく、ダクトを長くして実験してみました。

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ポートの元々のサイズは、断面積が144.5㎠程、長さは約14cmでした。
計算するとダクトの共振周波数は69Hz辺り。

で、これが低音をブーミーにする一因とみて、
21mm厚の板を入れることによって断面積を101㎠程度に狭め、
更に適切な共振周波数を探すべく長さを色々試してみました。
板材を使っているため縮めたり伸ばしたりするわけにいかず、
若干アバウトではありますが、17cm位がちょうどよさそうでした。
共振周波数は54Hz程度。

明日改めて組み込みたいと思います。


しかし、ダクトのチューニングって大事ですね
キャビを作る時に最初から木工でダクトを組み込むのは賭けか…
まぁ、その目論見も含めてこのキャビで実験してるんだけど、
実際はユニットが違ったり箱の大きさが違ったりしますからね~(;^ω^)

丸型ダクトの方が後から調整出来ていいよな~~~


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スピーカーキャビネット【その3】 [アンプ・周辺機材]

小口径のユニットをたくさん…
まさにフィルジョーンズがそれですよね。

じゃ、12インチ一発でしまった低音を十分に出すのは無理なのか?って言うと、多分そんなことは無いと思ってます。市販品で適うものが無いのは残念ながらメーカー側の姿勢のせいだと思います。多分、ですけど、12インチ一発って、需要があるから作りはするけど、メーカーのフラッグシップにはならないから本気で作らないんじゃないかと…

例えば、ですけど、同一のメーカーで複数のサイズのキャビネットに同じサイズのバスレフポートが搭載されてたとしたら、それだけでやる気無いの見え見えですね。多分、許容範囲って言うんだろうけど、本気で作ったら許容範囲の中からベストを探すはずですよね。そしたらモデル毎にパーツが変わって来てコストがかさむから量販メーカーはやらない。


ちなみに、僕が今までに使ったキャビネットで、一番バランスがよくて使い易かったのはEBS NeoLine112です。サイズ自体が一般の12インチ一発の物より一回り小さく出来ていて、バスレフポートは50Hz近辺に設定されているようですが、ステージ上で邪魔になるしまりのない重低音は出ず、さりとてローが足りなくて寂しい事もない。ま、強いて言うならネオジウム特有の腰高な感じは否めないので、密度にやや不足を感じることはありますが。

で、このバスレフポートの共振周波数50Hzってのが、なんだかおいしい設定な気がするんですよね~もちろんエンクロージャーの大きさとの兼ね合いもありますが。
ちょっと見方を変えて、使い易いベースプリの低音の設定は大抵50Hz近辺です。80Hzとかだと、まぁ使いものになりません。この辺り、例えばステージ音響をやってる人たちの見解は少し違う所ではありますが、あくまでベーシスト目線では下の基準は50Hzなんですよね。

とは言え、多くのメーカーがポートの共振周波数をもっと高めに設定するのは、多分カーブをなだらかにするためなんでしょうね。ユニットの性能は大抵80Hz位からダラ下がりで落ちてくる。もしf0近辺の50Hz辺りを持ち上げると、その上の60Hz近辺に凹みが出来る。それだとフラットな特性とは言い難くなるから、それは避ける、と…

あくまでも全部想像ですけどね…

個人的な見解としては、大きくて短いバスレフポートが付いてたら要注意ですね。共振周波数が60Hz台後半で低音にしまりがなくなる可能性大です。径が小さくなるとポートの影響が小さくなるのでその心配は減少します。ポートが長くなると共振周波数が下がるので、やはりしまりがなくなる心配は減少すると思います。

あくまでも計測した数値とかではなく、ベーシストの耳としては、で、かなり個人的な見解です。
数値的に低音が出るって言う事と、音楽的な低音が出るってのは別の話だという事。もちろんやる音楽によっても変わってきますよね…

【続く】







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スピーカーキャビネット【その2】 [アンプ・周辺機材]

で、最近ではすっかり市民権を得た感のある12インチ一発入りのキャビネットですが、僕自身いくつ試したかわかりません。試奏だけして購入に至らなかった物も入れたらかなりの数ですね。なんでそんなにたくさん試すことになったかと言うと、要するに気に入らなかったからですね(笑)

スピーカーキャビネットって、ユニットの性能から計算すると自ずとエンクロージャーの大きさが割り出されるので、大体どこのメーカーも似たり寄ったりのサイズになります。バスレフポートの大きさも計算で割り出されますが、これはどの周波数帯を持ち上げるかで大きさや長さが変わってきます。更に厚さも含めた材の違い、カーペットかトーレックスか等の仕上げの違い、そして何よりユニット自体の音の違い。

これだけのパラメーターがあれば、見た目はそんなに変わらなくても音は全く違う、と言うのも無理はありません。

で、その違いを少しでもわかりやすくするために数値化するわけですが、これがまたキャビネットを選ぶ時の悩みの種になります。キャビ自体のサイズとか許容入力とかは数値化されていた方がわかりやすいと言えますが、例えば音圧が97dBとか書いてあってもどの周波数帯でも同じ音圧で鳴るわけではありません。再生周波数50Hz~20kHzとか書いてあっても一番鳴る周波数帯と鳴らない周波数帯で10dB位平気で違ったりします。10dBも違ったらもはや聞こえないレベルです(笑)

そしてベースキャビで全くカタログで触れられていないのがバスレフポートの性能(;^ω^)
どの周波数帯を持ち上げるようにしてあるか書いてくれたら、少しは音色を想像する助けになるのに。

最近の一般的な市販品はバスレフポートの共振周波数が60Hz~70Hz位に設定されていることが多いような気がしますが(もちろん全製品を試したわけじゃないので、多分、です)これって恐らくユニットの音圧が落ち始める周波数帯を持ち上げて、結果的にすべての周波数帯で同じくらいの音圧が得られるようにしてるのだと思います。当然と言えば当然の設計思想ですよね。音圧が落ち始めるちょっと下を持ち上げたら、結果的に平坦なカーブに近くなるでしょうから。そうすれば再生周波数50Hzからとか言える訳です。

でもここで問題になるのは音色です。音圧は音色と関係ありませんから、バスレフポートから出てるボワンボワンでしまりの全くない音でも、とりあえず一定以上の音圧で出てれば数値上は低音までフラットに鳴る優秀なスピーカーキャビネットが出来上がります。実際に鳴らすとローのエッジが全くなくて音楽的には邪魔な音でも、です。

一方、ユニット自体から出てる低音はポートの反射音に対して直接音なので、しまりのない音にはなりにくいはずです。

結局しまった低音を出そうと思うと口径を大きくするか、小口径のユニットを数多く搭載するかしかないようですね。

話が振り出しに戻りました…


【続く】




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スピーカーキャビネット【その1】 [アンプ・周辺機材]

ベースを弾くようになってから、いったいいくつ位のアンプ、キャビネットを買ったのかわかりませんが、未だに音色、音圧、可搬性共に満足出来るキャビネットには出会ってません。

可搬性を考えなければ、エレベには10インチ4発入りが最強のような気がしますが、ウッドベースの場合はスピーカーの面積が広くなるとハウリングを起こしやすくなったりするので、比較的小口径のウーハー1発のキャビネットの方が有利と言えます。(アンプを楽器から遠ざけてセッティング出来る程のスペースがあれば問題無いだろうけど…)

で、ベストなセッティングとしては、エレベ用のキャビとウッドベース用のキャビを別々にすれば言い訳ですが、これ、毎回セッティングするのかなり大変です。そもそもアンプを2セット置くだけのスペースが無かったりもするし。


かつてはベースアンプと言えば15インチが主流で、中には15インチ2発入りなんて言うのもありましたが、(多分)80年代辺りからスラップ奏法時の音色の変化もあり、より立ち上がりが早くクリアに鳴る10インチのユニット4発入りが登場、と同時にプル時の高音を再生するためトゥィーターが搭載されるようになった訳です。

その後は各メーカー色々なサイズのキャビを世に送り出して来ましたが、中心となっていたのは15インチと10インチで、搭載されるユニット数で差別化がされていました。10インチ1発入りの小型キャビネットが登場したのもこの頃ですね。可搬性に優れているし場所を取らないのでセッティングに関しては圧倒的に有利です。とは言え、重低音は期待出来ないので、10インチ1発のキャビは日本向けにしか作っていない、と言うメーカーもあるようです。

で、軽量化を実現すべくネオジウムマグネットの登場。
これはユニット数が多いキャビネットに大きな革命をもたらしました。大幅な軽量化が図られて、可搬性が格段に良くなりました。まぁ、スピーカーが軽くなって音も軽くなったけど…(-_-;)

軽量ユニットの登場で重さを気にする事なく設計出来るようになり、この頃から正にキャビネット戦国時代に突入するわけですね。各社色々なサイズのキャビネットを世に送り出しては消え…


そして、ここ数年で増えてきたのが12インチ1発入りのキャビネット。10インチ一発で足りない低音を補いつつ、可搬性をも兼ね備えたキャビネット、という位置づけでしょうか。

でも、12インチ1発って、ギターアンプだったら当たり前に存在してたのに、なんでベース用で製品化するのにこんなに時間がかかったんですかね…

【続く】



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